
こんにちは、TRUNK ROOMライターのヤマソウです。
近年、東京大学をはじめとして、日本の大学でもギャップイヤー制度を導入する動きが見られます。
また、リクルートライフスタイルは、内々定受諾者は卒業後2年以内であれば入社時期を選べる「入社パスポート」を発行。
これも、入社猶予のギャップイヤー制度です。
今回は、注目を集める「ギャップイヤーとは?」「日本の大学・企業のギャップイヤー導入事例」についてご紹介しようと思います。
ギャップイヤー制度とは?
ギャップイヤーとは、高校卒業から大学入学までの期間、あるいは大学卒業から就職、大学院進学までの期間のこと。
このステージの移り変わりの期間をあえて長めに持たせて、大学や就職先では経験できないことに挑戦することを勧める制度をギャップイヤー制度と言います。
「大学受験、大学内のサークル活動・バイトの日々、そして就活...テンプレ的な学生生活は歩みたくない」って学生は必見の制度ですね。
ギャップイヤー導入の
理由とメリット
ギャップイヤーを導入する理由は、多様な価値観を持つ人材を育むこと。
ボランティア、インターン、海外留学...大学や日本の外に出れば、様々な経験を積むことで、いろんな価値観を取り入れることができます。
世界はとっくにグローバル化しているので、多様な考えや価値観を尊重することが大切ってされています。ギャップイヤーはそれらを学ぶ期間。
以下は東京大学のギャップイヤープログラム"FLY Program"の説明です。
要約すると、学外の社会活動も経験して成長してほしい、てことですね。

FLY programは、入学した直後の学部学生が、
自ら申請して1年間の特別休学期間を取得したうえで、自らの選択に基づき、
東京大学以外の場において、ボランティア活動や就業体験活動、国際交流活動など、長期間にわたる社会体験活動を行い、
そのことを通じて自らを成長させる、自己教育のための仕組みです。
「東京大学 FLY Program」より引用
ギャップイヤー
日本の大学の導入事例
ギャップイヤー制度を導入する大学は、私立・国公立関係なく全国にあります。
特に2015年の秋から、全国12の大学と専門学校が国の選定と補助を受けて導入しました。
選定された大学は神戸大、小樽商大、新潟大、福岡女子大、工学院大、津田塾大、文化学園大、武蔵野大、東京工科大、浜松学院大
以下は神戸大学のギャップイヤー制度「神戸グローバルチャレンジプログラム」の事例。

(「神戸大学ホームページ」より引用)
このプログラムでは、1・2年生の1つのクォーターを「チャレンジターム」として設定。国際的なフィールドで学生が行う自主的な活動を、「グローバルチャレンジ実習」として単位認定するものだそうです。
大学による認定を要しますが、海外で自分がやりたい社会活動に対して単位が出るというものみたいですね。
自分のやりたいことが、単位として認めれられるなんて魅力的!
ギャップイヤー
日本の企業の導入事例
企業による、ギャップイヤーの導入事例はリクルートライフスタイルの「入社パスポート」が有名。
以下はその事例について。

(「Recruit Lifestyle プレスルーム」より引用 )
「新・新卒採用」では、大学3年生の3月から27歳までを対象として新卒採用するものです。
そして、「就職パスポート」「2 Year パスポート」によって、新卒採用志願者には海外留学やボランティアなどの自分のやりたいことを経験できるゆとりが生まれます。
リクルート社の採用システムは、いつも革新的。ギャップイヤーをとる風潮を推進している採用システムと言えます。
また、意外と知られていないのですが、多くの外資系企業も入社時期が選べたりします。
外コンから内定を得た先輩は、入社時期を7月に選択。卒業後に海外留学に行ったりしていました。
やりたいことをやれる制度はある。そんなギャップイヤーを知って、行動しないなんて勿体無い。
挑戦したいことがあるなら、ギャップイヤーを利用してやっちゃえ!