TRUNKコミュニティマネージャーインターンのみっきーです。
突然ですが私、「ぽっぽ」と呼ばれていまして。
ぽっぽといえばどんなものが思い浮かびますか?
…
そうです、鳩です。
私のあだ名の由来は鳩から来ています。
それくらい鳩のことが大好き...ということではありません。
むしろ、怖いです、苦手です。
どれくらい怖がっているのかというと。
鳩が頭上を通ることさえも避け、
鳩が道中にいて遅刻することを予測して早めに家を出て、
どうしても側を通らなくてならないときには鳩の動向を確認しながら駆け抜け…というくらい。
小田原城で鳩に泣かされたこともありました。
最近の鳩は人間慣れしていますよね。
人がいてもすっかり逃げなくなりましたね。
あの翼はただの飾りなのだろうか…と思うような状況も。
中には逃げなすぎて意図せず鳩を蹴ってしまった、なんていうお話もよく聞きます。
鳩エピソードは話せばキリがないのでこの辺で。
そんなこんなで私は
前もって鳩が苦手・怖いことを事前に伝えておくことが多いのですが
「何で?」
といつも聞き返されます。
でも嫌いなものを説明するの、難しくないですか。
不衛生ではないのか、人がいる上で糞をするから…主観的な理由ばかりになってしまいます。
嫌いなものを説明するのって、この気持ちを分かってもらうのって難しい。
今回の記事はそんな鳩についてお話しようと思います。
問題視される鳩

鳩にえさを与えている人を見たこと、有りますか?
たまにワイドショーでも鳩に餌をやっている人々を取り上げたりしていますよね。
私の元にもいたよ、って情報が集まってきます。
何故取り上げられるのか?
それは、彼らが鳩を増やす要因の1つになっている可能性があり、
鳩が増えることで問題が発生するからではないでしょうか。
鳩を増やして何が悪いのか。
それは鳩の数が増えすぎているからです。
平和の象徴と言われる鳩ですが、
平和記念公園のある広島市では鳩が増えすぎて対策がとられたり。
最近は町中でも「鳩に餌をやらないでください」というポスターが目につく様になりましたよね。
それほど鳩は意外に問題視されているんです。
私が苦手・怖がっているだけ、じゃ、ないんです。
日本に鳩はどれくらいいるの?
というと、東京23区におけるドバトの数は約23.5万羽という推定結果があります。
【出典】郭 美吟(2010)「台湾と日本におけるドバト被害の現状と対策」, 『KGPS review : Kwansei Gakuin policy studies review』12, pp.15-45, 関西学院大学大学院総合政策研究科.
<https://kwansei.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=21543&item_no=1&page_id=30&block_id=84>
最終アクセス:2019年3月31日
しかし、
みなさんもお気づきかも…というか気づいてほしいのですが、鳩の数は増加していると言われています。
理由の一つに、鳩の繁殖能力が高いからというのも挙げられると思います。
1回の繁殖で2つの卵を生むのですが、ほぼ1年中繁殖できるらしく、
1年で少なくても3回程、平均5回卵を産む…。
…いかに繁殖能力が高いかおわかり頂けるのではないでしょうか…。
鳩が増えると何が悪い?

環境省が平成11年度にとったアンケート調査によると、
34%の市町村でドバトによる被害が出ているそうです。
【出典】環境省(2011)『ドバト被害防止パンフレット「エサをあげないで!」の作成について』, <http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=2475>
最終アクセス:2019年3月31日
鳩が増加した現在はもっと多いのかも。
鳩による被害は主に健康への害と生活への害が考えられるのではないでしょうか。
健康への害は、ドバトが持つ人に感染するような病原体などが原因として考えられます。
また、鳴き声による睡眠不足等の健康被害も考えられます。
私も似たような経験したことが有ります。
従兄弟の家に泊まった時、鳩の鳴き声がすごくて…。
怖くて金縛りにあったように動かなくなり、
5時頃に起こされ8時頃まで約3時間目が覚めているのに布団から出ることさえ出来ないという状態が何日も続きました。
地獄でした。
生活への害は、糞によって建物の腐食が早まることや
排水口がつまってしまうことなどが考えられるのではないでしょうか。
掃除するにも意外にお金がかかる。臭いによる被害も考えられますね。
難しい鳩の扱い
しかし皆さん、いかに鳩が憎くても、政府の許可なしに鳩を傷つけると法律違反になります。
それは鳩が「鳥獣保護法」によって保護されているからです。
そのため、意図的に過度な威嚇をしたり直接傷つけたりすること等は違法とされています。
なので、鳩による害を深刻化させないために
私たちが一番簡単にできることはえさを鳩に与えないことなんじゃないかなと思います。
最後に
つらつらつらつら...鳩について書きました。
みなさんも何か苦手だな、怖いな、嫌だな、と思うものがあるかもしれません。
苦手なものって、人によって感じ方はそれぞれなのであまり分かってもらえないかもしれません。
その時、苦手なものこそ
調べてみて何故そう感じるのか客観的に見てみたりすると面白いかもしれません。もちろん好きなものも!
(苦手なものを調べるときはブラウザの設定で全ての画像を非表示にして検索することをオススメします)
何かを調べるといろんな新しい発見がある、楽しいよということをお伝えできれば嬉しいです。
それでは!良いお年を!
【参考文献】
・環境省(2011)『ドバト被害防止パンフレット「エサをあげないで!」の作成について』, <http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=2475>
・郭 美吟(2010)「台湾と日本におけるドバト被害の現状と対策」, 『KGPS review : Kwansei Gakuin policy studies review』12, pp.15-45, 関西学院大学大学院総合政策研究科. <https://kwansei.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=21543&item_no=1&page_id=30&block_id=84>
・日本鳩対策センター,<https://www.hatotaisaku.jp/>
最終アクセス:2019年3月31日