
こんにちは、TRUNK ROOMライターのヤマソウです。
海外就職できる、外資系企業に就職できる、そんなグローバル人材を夢見て留学する大学生は多いことだろう。
しかし、実際は留学をして英語を話せるようになったところで海外就職なんてできない。
その前のインターンシップの選考ではじかれる。
実際に、留学して英語力を上げて、海外インターンシップの選考で43社にはじかれた僕の経験を元にその理由とグローバル人材になるために必要なことを書いた。
海外就職=語学力=留学
という浅い偏見
この章タイトルは、留学前の僕そのものだ。そして、僕以外にもそんな浅い人間は大勢いるようだ。
海外就職したい理由は何だろうか?それはやはり、日本よりも海外の国の社会や生活に対して憧れがあるからだろう。
そうなると、まとまった資産がない限り海外で働くことは必然。
そして、「憧れの海外生活」→「海外就職」→「語学力アップ」→「留学」という図式のもとでアホな大学生は留学を決意する。
これがなぜアホなのかというと、「英語が話せれば海外で就職できる」という先入観のもと留学をしているからである。
留学という膨大な時間と巨大な資本を投資するのに、下調べが甘すぎる。
日本語が話せる外国人と
働き口を探す日本人
海外で就職するということは、外国人労働者として雇われるということだ。
そして、外国人を雇うというのは気持ちとしてはかなり厳しい。
安く単純な労働力としてなら、雇ってもいい。でも、満足に生活できる給料を与えて雇うのならば、縁のない異国の民よりも知り合いや同じ国の人間を雇いたいとは思わないだろうか?
どの国の人間だってその考えは同じだ。
そこに、
「僕はあなたの国の言葉が話せます。ネイティブやバイリンガルには負けるけど。だから、雇ってください。」
と話す外国人をを誰が雇うだろうか?
外国人労働者を雇うという状況は、企業側からするとなかなかの緊急事態なのだ。
海外で企業人事が
外国人労働者に求めるもの
高い給料を払ってでも、雇っていいと思う外国人労働者。それは紛れもなくスキルドワーカーだ。
映画「シンドラーのリスト」でも、労働者として認められ重宝されたのはスキルドワーカーの外国人だけ。もっとも、シンドラーはそれを逆手にとって、多くのユダヤ人を救うのだが。
それほどにスキルドワーカーというのは貴重な人材なのだ。なにしろ、その国の人間だけでは賄えず、高い給料を払って外国人を雇うほどだ。
語学はたしかに、海外就職の強い味方となりうるが、それは戦える武器があってのものだ。
何のスキルもない、就職とは「新卒一括・ポテンシャル採用」という考えもった日本の大学生が留学をしたところで、グローバル人材にはなれない。
僕が海外でインターンシップを探して失敗した経験談がのった記事はこちら。
「就活うつ」は高スキル・高学歴と思ってる人ほど陥るので、ご対策を。