大学院もインターンも両立!外資系企業に内定
こんにちは!東京学芸大学のアイリです。
そして、今回の学生インタビューでは、大学院生にも関わらず、3つの長期インターンを掛け持ちしながら自身の研究も進め、17卒のマイナビオープン前にも関わらず内定を獲得した、小野川さんにインタビューをしてきました!
今回も大楽さん(TRUNKインターン生)と一緒に取材してきたのですが、実はお二人は小学校の頃からのお友達らしいです!
小野川さんの紹介
◆プロフィール◆
- 小野川 瑞季(onogawa mizuki)
- 東京工業大学 知能システム科学科専攻在学。昔は水泳で全国大会に出場する程の実力がありながらも、大学では大好きな物理と数学を学ぶ。現在は電力システムのサイバーセキュリティーについて研究を進め、5年後のシステムの実用化を目標とし精力的に活動している。
- また、大学4年生での就活では第一志望の企業に受からなかったという挫折を経験。そこから、自分自身のキャリアを見直し、大学院に進学しながらも就活を進め、外資系企業の内定を獲得。

なぜ、長期インターンを3つも掛け持ちしていたのか?
小野川:院に進学したときに、ITコンサルとしてクライアントの課題解決をITで行うことと、開発担当(SE・プログラマ)としてコンサルのような考えを形にする仕事の2択で、自分はどっちがやりたいんだろうと考えていました。
どちらが良いかは実際の現場で同じシュチュエーションでないと評価できないと思ったので、自力で探したり、そのときTRUNKを利用してインターンを探しました。
そしてコンサル、開発者(SE・プログラマ)と分析の3つのインターンに参加することにしました。忙しかったですねー。当時は、忙しいのに耐えられず1週間程半泣きで寝込んだことがありました(苦笑)
後は、大学4年生の時の就活の失敗を繰り返さないように慎重でしたし、現場を見ようと思いましたね。
大学4年生での就活の失敗とは?
小野川:第一志望のメーカーと外資系企業ではどちらも最終面接まで残ったのですが、2社とも"会社に合わなさそう"という理由で落ちていました。
正直、その企業で働きたい動機もはっきりとしていて、能力も十分。部活のキャプテンなども行っていましたし、人事からの評価も好評。なのになぜ落ちたのかがとても不思議でした。なので、"なぜ面接に落ちてしまったんだろう?"という疑問を解決するためにも院に進学した後テーマとして就活やインターンを行っていました。
大学4年生での就活失敗の理由とは?
小野川:反省点としては、就職する企業を決める際に親や周囲からどう見えるかということしか考えてなかったことです。
就職して親が喜ぶ企業や、その企業に内定したと「おめでとう」と言ってくれることが、自分自身の喜びだと思っていました。ファッション的というか。
実際は他人からどう見えるかなんて関係ありません。しかも、そのぐらいの志望動機だと面接で直ぐに見透かされてしまいますしね。
コンサルとプログラマー、2つの職種で悩んだ
小野川:大学4年生の時にプログラミング業務システムを作るインターンに参加したのですが、とっても面白くて!
そこで制作したアプリが優秀賞を頂き、賞金も貰えました。自分の作ったシステムで、人々の仕事が楽になる。かつ、自分もお金を貰えて嬉しいし、企業も嬉しい。いいことばかりじゃないですか!
そこで自分がやりたいと実感して、やって良かったと思えることを仕事にしないとダメだなって、気づきましたね。
働く人々の仕事の効率化を行うには、ITコンサルのようにその人の問題解決を考えていくことと、プログラマーとしてその考えをモノとして作り上げていくという立場で、どちらがいいかな?と考えました。
内定は外資系の企業になりましたがね。
長期インターンでの仕事とは?
小野川:例えばコンサルの業務では、子ども向けの絵本アプリをリースしている企業で『良い絵本とはなにか?』の分析を行いました。
良い絵本の定義をクライアントから聞き出して、データから読み解いていくのですが、その中で1番面白かったデータは最前列にある絵本がよく手に取られやすいというものでした。意外とシンプルな理由ですよね。
プログラマーは実際にサイトを作成していました。
ズバリ!インターンは就活に役立つのか
小野川:はっきり言ってインターンは選考には直接関係しないことがほとんどです。
小野川:どんなにインターンに参加していたって、選考で見られるスキルは実務で求められるスキルとは違うので要注意。
例えばコンサルなら実務はクライアントが気持ちよく働けることがその人のバリューになるけど、選考だと短時間で学生を判断する為に、ロジカルに話せているかなどが観点になる。
短い時間で何100人という学生を見るために効率的に面接をしなければいけないということを理解しておかないといけません。僕自身はそれで苦戦したので。選考に受かりたければ、選考方法を調べてきっちりと対策を行ってくださいね。
選考と実務で求められるスキルは大きく解離していることはインターンに参加して強く思いましたね。
やりたいこと・好きなことは育てていくもの
小野川:仕事をしていてわかったのですが、、好きなことって元々は存在しないっていうこと。
好きな気持ちを増幅させたり、実は元々自分の中にある好きって気持ちの種に、仕事をして水を与えて育てているんじゃないかと思います。
よく、やりたいことが分からない、好きなことがないって人が居るけど、ただ何も行動できてないだけだと思うんです。本当に嫌なことは自然と避けているはずなので、今やっていることをどんどんやるうちに、いつか好きになっていくんです。
なるべく早い時期から、時間をかけて就職について考えて、自分にとってのいい仕事と出会って欲しい
僕は実務から仕事を選んだけど、とっても時間がかかりました。でも、そのお陰で100%納得できています。インターンはスキルをつけるだけのものではありません。
色々なインターンがあると思いますが、きちんと自分の目的がズレないようにしてみるといいですよね。例えば実務スキルをつけたいなら、1DAYや短期インターンだと意味ないですよね?
TRUNKの皆さんにはなるべく早い時期から、時間をかけて就職について考えて、自分にとってのいい仕事と出会って欲しいです。
アイリの取材後記
今回は、小野川さんのインターン経験からインターンの選考への重要度中心にをお聞きすることができました。小野川さんはあまりご自身のことは話したがらないタイプのようなのですが、『西元さん(TRUNK代表)に恩があるので』と、終始にこやかにお話ししてくれました。本当にありがとうございました。
小野川さんにインターンについて様々なことをお聞きすることができました。インターンは『行った方が良いらしいから行っておく』と、いう人も少なからずいると思います
。しかし、小野川さんの言う通りインターンが選考とは関係の薄いものだとしたら、自身がどのような目的を持って参加をするのかが大切になりますね。これからインターンを考えている人は是非参考にしてください。
そして、個人的には
- 実務と選考が解離していること
- 元々好きなことは無い!
という2点が小野川さんのお話しでとても印象的でした。私は現在の実務とかけ離れている観点に重きを置いた方法で選考ですと、その人本来のスキルも分からない中で採用に踏み切れないです。もし、自分が社長だったらと考えると、そんなギャンブル性のある採用はしたくないですよね。
大楽さんが取材中におっしゃったように、今後の日本の採用は変化しなければいけないのではないのかなと思います。TRUNKはその変化の1つだと私自身思ってますし、だからこそTRUNKが少しでも広まってくれればいいなと思って記事を書いています。
私は就活生なので採用や企業にについてもっと知識を深め、『自分が何をしたいのか?何が好きなのか?』を知るために、もっと行動を起さなければいけないなと思った取材となりました。