インターン面接は学歴やスキルよりも志望動機。

大学生のインターンに対する期待や狙いは、企業によって様々です。
インターンからそのまま本採用に繋げたい、学生に対してブランディングしたい、インターンはあくまで選考過程の一環、とにかく人手が欲しい、など。
ただ、いずれの場合も選考の際の大切なポイントは共通しています。
なんでうちの会社でインターンしたいのか?(志望動機)
インターンにおいて一番重視されるのはズバリ、志望動機です。学歴やスキルなどよりも、遥かに志望動機が重視されます。
インターンは本採用ではないので採用のハードルが低く、経営層の人事権を必要としません。そのため、カタい本採用よりも、今までにやったことのないような採用にチャレンジする傾向があります。
そんな中、採用担当者を突き動かすのは学歴やスキルなどよりも熱い志望動機なのです。
数ある企業の中から、なぜ当社を選んだのか。
あなたはどんな回答をしていますか?
「私は学生団体で代表をしておりー、そこでの経験からー、」などと話はじめたら面接官は100%がっかりしてしまうでしょう。
今回は、上手に志望動機を話す方法を伝授いたします。
あなたの目標を話そう
「なんでうちの会社でインターンしたいのですか?」
「私は、IT業界に興味がありまして、現在、プログラミングも勉強していまして、、」
という回答はNGですね。「なんでうちの会社?」という質問にシャープに答えられていません。
それならば、「製品が大好きだから」とか「子どもの頃からの夢だった」とかの方がストレートに伝わります。でも、なかなかそんな企業ばかりではないのが実際の就活だと思います。
そこでオススメしたい方法の一つとして、「目標を一つ言い切る」。
「世の中を便利にするアプリを作りたいからです」
「Webに携わる仕事をしたいからです」
「グローバルな環境で働きたいからです」
一見、ありがちな回答に見えますが、ツッコミどころはありません。
面接官はとりあえず、「なぜ?」「具体的には?」と質問を掘り下げるでしょう。
結局「御社で働くのがベストな選択肢」という結論に至る
「なぜ弊社でインターンしたいのですか?」
「将来、日本のITをもっと便利にしたいからです」
「日本のITですか。具体的には、どういうことですか?」
「例えばWi-Fiスポットを増やすとか、ネットで音楽や番組を楽しむとか。でもセキュリティや法律の観点での規制が厳しいのが現状だと思います」
「そうだね、でもそんな問題、ウチではどうにもできないよ」
「ひとつの突破口として、クラウドの活用があると思うのです。企業や行政が安全なクラウドを使えるようになれば、一般の人も便利さを享受できると思っていまして。妄想かもしれませんが」
「いや、確かに一理あると思う」
「それで、Trunk総合研究所を志望しました。セキュリティの専門部隊があり、ITインフラを支えている。そこでシステム設計やセキュリティのことを学びたいと考えました。企業向けの安全なインターネットを提供して、日本のITをもっと便利にしたいです」
100点の回答ではありませんが、面接官は納得するでしょう。採用ならばスキルチェックの質問を投げかけますが、インターンであれば「とりあえず雇ってみる」に値する回答だと思います。
「落とす」明確な理由がないからです。
なかなか難しいかもしれませんが、ちゃんと業界や仕事のことを理解していれば回答を準備することは難しくはありません。インターンにおいては、とにかく「落ちない」回答をすること。
スジが通っていて、雇ってみる価値がありそうだ、と思わせれば良いのです。
就活生のみなさん、頑張ってくださいね!