プロが使うマーケティングツールを使ってみよう
初心者向けの内容で、マーケティングの概要とデジタルマーケティングの実務を体験しました。
また、Web DeveloperやFirebugといったアドオン、SimilarwebやOSEなどのツールを使いながらWebサービスの分析を行いました。

マーケティングの概要
デジタルの前に、まずはマーケティングそのものについて、簡単なケーススタディを通して勉強しました。
ケーススタディ
牛乳味のコーラを売るべき?売らないべき?売るとしたらどう売る?
まずは「牛乳コーラなんて売れるわけがない」という意見が出ましたが、マーケターならどんな製品に対してもリサーチとプロモーションで定量的な検討をしましょう。
ちゃんと調査をし、ファクトを得てから作戦を立てる。「売れない」とか「売れる」を適当に決めつけないことを学びました。
ちなみに、「牛乳コーラ」は議論の結果、売れる!という気がしたのですが、実際に牛乳とコーラを混ぜて飲んでみたらすごくマズかったです。笑
デジタルマーケティングの概要
「肉球モデル」

デジタルマーケティングは大きく、4つの柱からなっています。
Web広告、SNS、UX、SEO。
それらを結びつけてドリブンするのがデジタルマーケター。特に今後はWeb、App、SNSなど様々な流入元のIDを取得して総合的に分析・対策をできるようにならなければなりません。
SEOを体験
情報を求めている人の気分になって、検索の仕組みを勉強しました。
たまたま手元にあった腕時計を検索してみたのですが、なかなか欲しい情報が出てこない。これはなぜだろう?ということでWebサイトを分析。
クローラーが見ている世界を体験しました。JavaScriptや画像をオフにしたWebサイトを見て驚きの声があがっていました。
肉球モデルをベースに、情報の厚さ、濃さ、鮮度、有益さ、という観点を学びました。
グルメサイト徹底分析
ぐるなび、食べログ、ホットペッパー、Rettyの比較分析をしました。
まずは定量分析。コンテンツボリュームとアクセスボリュームを調べました。SmilarwebやOpen Site Explorerを使用。
定量的にみると、Rettyだけずば抜けて数字が低いことがわかります。一方、ホットペッパーはユニークPVが高い、食べログは滞在時間が長いなど、特徴が出てきました。
次に定性分析。Firebugなどを使い、各ページを見ながら特徴を分析しました。カテゴリの切り方や、URLやパンくずを見ながら情報の構成の仕方を確認しました。
ホットペッパーはけっこう「クリックさせる」構造になっていることや、Rettyが意外と緻密な構成だったことがわかりました。
トレーニングが終わってからは「マーケティングがわかった!」という声があがりました。同時にデジタルマーケティングの奥の深さを痛感していたようです。今回学んだものをベースに、マーケティングをさらに勉強していただけると幸いです。